習うより慣れろの精神で

簿記の勉強法は習うより慣れろ

ここまで、日商簿記2級について様々なことをお伝えしてきましたが、
簿記の勉強で最も大切なのは「復習」です。
過去問演習が重要だといった背景には、「復習」という意味があったのです。
つまり、日商簿記2級の勉強は、習うより慣れることが効率的に学習できる秘訣になります。

では何故復習が大切なのでしょうか?
それは仕組みのパターンを覚えるという意味もありますが、
やはり勉強したことを忘れないようにすることが一番のポイントです。

残念ながら人間の脳というのは忘れやすく出来ています。
特に工業簿記のように普段接することがない専門用語の場合は、なお更その傾向にあります。
例えば「操業度差異」や「製造間接費配賦差異」のような言葉を
一度聞いただけで覚えられるでしょうか。
仮に覚えられる人がいたとすればその人は天才です。
通常の人ではまず無理です。

これはドイツの科学者の実験データーですが、人間は単純に覚えたことなら、
その日の内に7割以上忘れるという結果があります。
ですので、このようなことを防ぐのに復習することが必要になります。

但し、復習といっても闇雲に行えば良いというわけではありません。
効果的なタイミングというのがあります。
例えばその日の内に1回目、翌日に2回目、1週間後に3回目、3週間後の4回目などです。
このタイミングについては、色々な実験データーがありますが、共通しているのは
1ヶ月で4回くらいするのがベストだといわれています。

また、復習というのは過去問だけに限ったことではありません。
基礎知識にだって必要です。
原価計算の種類を覚えたら、それに関連する問題を解く、現金・預金に関してテキストを読んだら
それに関連する問題を解くなど、こまめに問題集を解きながら復習していくことが重要です。

復習というのは同じことの繰り返しですので、楽しい勉強とは言えません。
しかし、そこを我慢して出来るか、そうでないかが最終的な合否に影響します。
問題演習=復習ということは忘れずにいて下さい。